『ドグラ・マーダラー』

【著者】菱川あいず

【あらすじ】
 記者志望である福丸叉雨は、就職活動で惨憺たる結果を残したのち、株式会社不可知世界という怪しげな雑誌社に拾われる。
 入社早々、同僚がみな変人奇人であることに打ちのめされた叉雨に対し、悪趣味な編集長は、最初の仕事を命じる。
 それは「心理遺伝」という非科学現象にまつわるものであり、その真否を確かめるべく、夢遊状態で両親を殺害した女性に会いに、山奥の精神病院へと赴くことだった。
 そこで、叉雨は次なる殺人に巻き込まれて――。

 「読む者は必ず一度は精神に異常をきたす」と言われる日本三大奇書の一つ「ドグラ・マグラ」を題材にしたミステリ。

【販売】
文学フリマ(東京39)

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