1841年、エドガー・アラン・ポー著『モルグ街の殺人』を黎明とし、「不可解な謎を論理的思考により解決する」ことを目的に据えた「推理小説」は、以来、文学のいちジャンルに留まらず、映画、漫画、アニメ、ゲームと、あらゆる媒体に広がっていきました。現在では多くのエンターテインメント作品がその要素を取り入れ、広義のミステリーとして人気を博しています。
しかしながら、それらの本家本元である、純然たる「推理小説」の系譜に位置する作品群(=「ミステリ」)は、けだし、その進化の早さも手伝って、今では一部の好事家たちの嗜好品と化してしまっている一面があることも事実です。文学としては比較的若いジャンルであるゆえ、現役世代に「自分たちがつくり上げた文化」という自負が根強くあり、ともすれば排他的な雰囲気を醸している状況もなきにしもあらずと言えます。
「ミステリ」は、最高に面白い娯楽であり、通俗性や批判性まで兼ね備えている優れた表現形態です。先に書いたような、好事家たちだけの嗜好品という地位に甘んじるべきものではないはずです。
私たちは、この「新生ミステリ研究会」を、単に推理小説を書き、発表、販売するだけのグループに留めるつもりはありません。漫画やアニメを入口として「ミステリ」を知った人たちに、さらにミステリに触れてほしい、好きになってほしい。そのように裾野を広げることを意識しながら、元来ミステリ好きな人たちにも楽しんでいただけるよう、こだわりを持って作品やコンテンツ(これは謎解きゲーム、写真集、映像化などを含みます)をつくり、発信していきます。
「ミステリの楽しさを広げ、ミステリを盛り上げる」これが「新生ミステリ研究会」が掲げる目標です。
2023年8月13日
「小説家になろう」ミステリ界隈で懇親会を開催(秋葉原)。この懇親会の場で、ミステリ研究会を結成
2023年10月23日
ミステリ研究会の名称を、「新生ミステリ研究会」と命名
2024年
全国各地の文学フリマに姉妹店「名探偵、皆を集めてさてと言い」とともに参加
1月14日 文学フリマ京都8
5月19日 文学フリマ東京38
6月16日 文学フリマ岩手9
9月 8日 文学フリマ大阪12
9月22日 文学フリマ札幌9
10月27日 文学フリマ福岡10
12月 1日 文学フリマ東京39
2024年8月16日〜18日
第1回合宿を実施(群馬県)
2025年1月19日
文学フリマ京都9に参加
2025年5月11日
文学フリマ東京40に参加
2025年7月
第2回合宿を実施予定(新潟県)
2025年8月24日
文学フリマ札幌10に参加予定