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文学フリマ岩手11_雑感

庵字

 二年ぶりの岩手出店でした。地方開催ということで、広島での反省を踏まえて冊数は少なめに持ち込んだのですが、雪の広島という状況がイレギュラーすぎたのか、岩手がミステリと親しい土地柄なのか、ちらほらと完売が出る結果となりました。開催日の盛岡も天候は雨だったのですが、あまり客足に影響は与えなかったようです。安条さん作品は4作まとめ買いされるかたもいて、人気と知名度が広がっていると感じます。『ミスフリ』もナンバー全作まとめ買いされたかたがいらっしゃいました。
 全ブースをゆっくり歩いて見て廻るだけなら数十分で完了できるような会場規模で、開催地に関連した出店(宮沢賢治もの)も目に付き、前回が東京開催だったこともあって、これが「文学フリマ」の本来あるべき姿なのかもしれないな、などということも感じました。
 1サークル1ブースという制限があった中、尾ノ池さんのお父様開発製作による、背表紙向け陳列用の新型棚が満を持して投入され、従来の表紙を向けた陳列用の棚と併用して、1ブースのスペースであっても、30以上もある本をすべて陳列することが出来ました。本来想定していた設置方法ですと、本の重量に負けて棚自体が自立できなくなるという問題が発生しましたが、尾ノ池さんの機転でクリアされました。棚の効果はかなり大きかったと感じます。表紙を向けていない本でも、来場者が興味を持った作品は手に取って見てくれましたし、背表紙向けは表紙向けに比べて占有幅が激減しますので、旧作をすべて背表紙陳列用の段に置いてもなおスペースが余るため、同じ段にもう一冊や二冊、表紙を向けて本を置くことが出来ます。全体的に本当の書店みたいな陳列に見えて、自分の作品が書店の棚に並んでいるような気になって、なんだか感慨深かったです(笑)。新兵器投入により、まだまだ本を並べることが可能になりましたので、皆さん、どんどん書いてください。本の価格も、痕が残らず剥がせる弱粘テープで表紙に直接表示する形式にしたので、棚の枠にクリップを使って作品内容を紹介するミニポップを出しておくなどすると目にとまりやすくなって効果的かもしれません。
 無料配布は残部が15出ましたが、途中で疲れて配布をやめた時間帯があったので、真面目に(笑)配っていれば100部は問題なく配布できていたと思います。配布率は久しぶりに二桁台の13.8%となりました。無料配布を集めているのか、声をかけると積極的に受け取ってくれる人と、そうでない人とがはっきりしてきたなと、ここ数回の文学フリマに参加してみて感じました。「新生ミステリ研究会の無料配布は面白いからもらってこよう」みたいに思って名物になってくれるのが理想です。今後は、参加メンバーの疲労も考えて、休憩しながら配布を終えられる程度の見積から少し少なめ程度の部数を持ち込むのがよいのではないでしょうか。












無料配布

『毒入りまんじゅう事件』庵字


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