『カルマ・マンダラの殺人』

【著者】Kan

【あらすじ】
史学科の大学生である芦沢柚葉は『失われていると思われている歴史の中で、今なお、わたしたちの中で持続しているもの』を探しにとある観光地へとやってきた。そこは小田原北条氏の城郭と密教寺院がある街で、シャーマニックトランス殺人が発生したとされていた。一体、アップルパイとアンマラ(マンゴー)識の奇妙な暗合は、無意味なリアリズムなのか。この現世こそ、巨大なマンダラであるとする『羯磨曼荼羅かつままんだら=カルマ・マンダラ』。

読了後、しっかり意味を考えるとおそらく幸せな気持ちになれる歴史民俗哲学ミステリ。
ミステリ三篇他、シュールホラーを四篇収録。

【販売】
文学フリマ(東京40)

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