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文学フリマ東京42_雑感

庵字

開催:2026年5月4日

入場者数:18,689人(出店者: 5,619人・一般来場者: 13,070人)

無料配布:用意400部 配布部数303部 配布率1.6%(配布数÷入場者数×100)

雑感(記:庵字)

 数ある文学フリマの中でも一種異様な雰囲気を作り上げている東京開催です。来場者数は相変わらず右肩上がりですが、前回(東京41)と比較してみると、18,334→18,689=355人増(1.019倍)で、東京40→41での、16,111→18,334=2,223増(1.138倍)に比べたら落ち着きを見せたように見えます。39(この回から東京ビッグサイト開催)→40も、14,967→16,111=1,144増(1.076倍)で、千人以上増えていたので、上昇曲線がなだらかになったことは確かなようです。ここはひと休止で、ここからさらに爆上がりするのか、このままのペースで推移するのかは分かりませんが、確かなことは「一般来場者数よりも出店者数の伸び率のほうが高い」ということです。39→42で見てみると、一般来場者数:10,641→13,070=1,610増(1.228倍)であるのに対し、出店者数:4,026→5,619=1,593増(1.4倍)となっています。一般社会は働き手側の人手不足が叫ばれていますが、文学フリマにおいては逆です。完全買い手市場です。一般来場者の方々にいかにアピールできるかが、これまで以上に大きな課題となりそうです。

 今回、新生ミステリ研究会関連のブース(というか、ほとんどの「小説|ミステリ」カテゴリ)は初めて3階会場となりました。人気のある「短歌」「ドキュメンタリー」といったジャンルをアクセスしやすい1階に集めたためだと思われます。そのわりには、無料配布の配布率は前回(東京41)の1.2%から1.6%と上昇しました。枚数も約80枚増やしています。肌感覚でも、前回のような会場内が殺伐としたような(笑)印象はあまり受けませんでした。とはいえ、「1.6%」という数字が低調であることは確かなので、前回の「雑感」でも書きましたが、東京開催については無料配布のありかたを見直す必要もなきにしもあらずなのかなと感じています。実際、無慮配布を行わなかった凛野副会長、尾ノ池さん、安条さんのブースでの売れ行きは軒並み好調でしたし、無料配布を「押しつけ」のように感じて忌避する人もいるはずで、来場者数の多い東京ではその比率も高くなっているのではないかとも思います。







無料配布

『刑事狼 シーズン21 第5話「欺瞞の報酬」』庵字


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